ウクライナや東欧、イギリス、イスラエルなどの小さな町で撮影された軽業師たちの情緒的な写真、それを通してミカル・シェルビンは不思議さ／親しさの入り交じる世界を垣間見せる。舞台や衣装はエキゾチックだが、ポートレートは皆それぞれの特徴を見事に写している。
さまざまな世代が混ざってはいるけれども、シェルビンが主題としているのは子どもたちや若者たち。「雰囲気は公/私の境界のようで、離れてしか接する事のないパフォーマーたちに個人的に近づくような心地よい刺激がある。しかし、より直接的なのは老若／大小／無垢と熟練といった視覚的なコントラストだ。」とリア・オルマンは記述している。視覚的、感覚的にユニークな作品を発表するシェルビンの初となるモノグラフ。
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