フランス・パリとスイス・ジュネーヴを拠点に活躍するJean-Paul Felley (1966年生) とOlivier Kaeser (1963年生)は、元は建築やデザインの展覧会を企画するキュレーターであったが、 1994年[Attitude]という協会を設立し、1997年にはジュネーブに非営利の現代美術スペースを構え運営をしている。メディアを問わずあらゆるジャンルのアーティストを招聘し、新しい作品を制作してもらうことで直接的なコラボレーションを図る。館内はAttitudeの活動全般をマネージメントするオフィス、展覧会・ビデオ投影・レクチャーを開催する70㎡のラボラトリースペース、図書館、バーを備える。来場者をもてなし楽しませる空間づくりに努めている。こうしたインディペンデントでノマド的な取り組みは、数多くのコラボレーションを発展させ、また現代のクリエイションへの新たなアプローチとプロモーションを見出す。

本書は、1994年から2004年の10年間にわたるAttitudesのアーカイブである。
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