カナダ出身の写真家、ローラ・レティンスキーのポラロイド写真シリーズ。本書には、55タイプのフィルムが生産中止になった1997年から2008年までスタジオで撮られた作品を収録している。白黒写真に表現された繊細な色の表現によって、スケッチのように焦点、構成、露出、そして光そのものを探求している。そして、そのプロセスに目を向けることで、時代に残されつつあるポラロイド写真への変えることのできない時間の流れの虚しさ、哀れさへのオマージュを表現している。
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