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      Jonathan Ellery

      The Hen House

      44 pages | Softcover | 275mm x 190mm | English | ISBN: 9780956532473 | 2013
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Jonathan Ellery(ジョナサン・エレリー)の作品におけるコンセプチュアルなアプローチの基礎となるのは、人生におけるごくありふれた関心事だ。記憶、子どもの頃のこと、女性との関係、家族との関係、政治的、昨今だと宗教的なこと…。一見したところ、表面上では超現実的でミニマルな美学を隠れ蓑にしているように思われる。
彼の作品のコンセプトは、伝統的なポートランドの石から機械加工された真鍮管のデジタル技術と音、アルミニウムの回転と鋳鉄から写真に至るまで、それらの素材が行ったり来たりしながら一定性を保つというものだ。連続性の概念とゆるやかに展開される物語は彼の芸術の核心であり、それは継続的に伸展を遂げるシリーズの一部として各々の作品を表現する、彼独自の言語を強化する。見る人を欺くかのような単調さを持つこの作品は、エレリーの不条理に対する認識、特定の規律の構築、またそれらの間に生じる緊張を探求する喜びによってうかがい知ることができる。それは、ツインタワーの隣にある教会、グラウンドゼロの隣にある教会、セントポール大聖堂の隣にある黄金の雄牛、聖職者の隣にある巨大なコックリング。こうした相反する組み合わせは、日常生活の問題に対峙するためのツールとして用いられ、観る者を想像力に富んだ意味の構築をするよう仕向ける。
金、銀、白の箔押しされたページを含むこの美しいたたずまいのカタログは、2013年3月にthe Londonewcastle Project spaceで展示された作品を紹介している。
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