道路や建物にチョークを使ってドローイングを描くオランダのアーティスト、バート・ローデヴァイクスの作品集。
「わたしは、自身のチョークドローイング作品にふさわしい場所を探すため、二度の冬と一度の夏をリオデジャネイロで過ごしました。自らに、地元民のごとく日常生活のなかの情景に身を置くように仕向け、全くもって目に留まらないような、ただちゃんと戻って来る人々の特性をあらわにするだけの場所を探し求めました。道路上、バーの中、教会のある広場、とある別荘といった場所でドローイングを描きましたが、なかでも小さな貧民街ではことさら頻繁に描いていました。滞在していたルア・ベンジャミン・コンスタントという通りの行き止まりに、その貧民街との境目の終点がありました。わたしはこの界隈での暮らしについてひとつの物語を書き、そこでドローイングを描いたのです。」
本書には、英語とポルトガル語のテキストが収録されている。
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