本書はAMCディレクターのティモシー・プラスによって歴史的観点と遊び心を持って編集された、19世紀のスライドガラスのコレクションである。光学顕微鏡を覗いて観察する、スライドガラス上の物質は科学的な側面はもちろんのこと、我々が普段目にすることがない物質が抱えている小宇宙を見せてくれる。一つ一つのスライドガラスにははっきりと劇的な瞬間が写っており、人類の出現と消えていってしまったものの間に何が起こったのかを想起させるような物語を内包しているようである。
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