写真というメディアは何十年にもわたって女性によって形作られてきたが、ほとんどの写真出版物や写真展は、主に男性の視線による女性の身体に焦点が絞られていた。20世紀から21世紀にかけて、数え切れないほどの女性写真家が『ハーパーズ バザー』や『ヴォーグ』といった影響力のある雑誌で活躍し、その時代のスタイルを形成してきたことをふまえ、本書は1930年代から現代までの写真イメージの変遷をたどっている。その範疇はファッション誌からショールーム、コーヒーテーブル・ブック、そして今日のソーシャルメディアにおけるビデオやデジタル自撮りまでに及ぶ。
収録されている写真家は Lillian Bassman, Sibylle Bergemann, Louise Dahl-Wolfe, Corinne Day, Madame d'Ora, Ingeborg Hoppe, Nadine Ijewere, Ute Mahler, Charlotte March, Sarah Moon, Amber Pinkerton, Elizaveta Porodina, Regina Relang, Bettina Rheims, Alice Springs (June Newton), Deborah Turbeville, Ellen von Unwerth and Yva, ほか。
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